蜂にさされないように注意すること

蜂蜜を吸ったり食物を探している最中のハチからの攻撃はほとんど考えられません。
スズメバチの場合、不用意に巣に近づきすぎたり、振動などで刺激した場合に攻撃されることが大半です。
巣は蜂の数が増える夏の後半～秋、出入りする蜂の存在で気づくことが多いでしょう。
また自転車で出合い頭に衝突して刺されたり、髪に絡まって刺されることもあります。
また、スズメバチが多く群がる樹液酒場も注意したほうがいいでしょう。
黒い服装や強い香水を避ける、顔や頭を守るために大きな防止を被ることも効果的です。

もし蜂が近づいてきたら！

山道などで蜂が近づいてくるのは、偵察のようなものです。
しばらくすると蜂のほうから離れていきます。
しかし、かなりしつこく飛び回ったり、スズメバチが「カチ、カチ」という威嚇音を発してきたら、その場から速やかに離れた方が安全です。
その際に、帽子や手で蜂を追い払おうとしたり、あわてて走ったりせず、静かにそっと離れるようにしてください。

もし蜂にさされたら、どうすればいいですか？

●治療の手順
１．刺された箇所を絞るように強くつまんで毒を絞り出し（ポイズンリムーバを使用も可）、流水で洗い流す。（蜂の毒は水溶性です）
２．患部を冷やして、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を塗って処置します。

※呼吸困難や全身のしびれなどが出たら、大至急、救急車を呼んでください。
アナフィラキシーショックの可能性があります。

●これはNG対処法
１．口で毒を吸い出す（口内に傷があると危険です）
２．アンモニアをかける（何の効力もありません）

とにかくあわてないこと。たいていの場合、症状は痛みや腫れなどの局所症状のみで、時間とともに治まります。

一度人を刺したハチは死ぬというのは本当？

この人を刺したハチが死ぬというのは、ミツバチに限った話です。
ミツバチは針が抜けると警報ホルモンが出て、仲間に知らせます。
ハチの攻撃から早く逃れるために、速やかに針を抜いて遠ざかりましょう。
針には毒袋がついている状態の場合が多く、体内に毒が入ることを防ぐために、針をつまむのではなく指ではじくなどして抜きます。

蜂の巣はどんな場所にあるのでしょうか

野山をよく歩きまわる人でも蜂の巣との遭遇はあまりありませんが、近年では里山の開発が進み、人と蜂の生活圏が重なってきており、蜂が人家やその周辺に巣を作ることが増えております。
巣は木の上や植え込み、樹洞のほか、建造物の軒下や屋根裏、利用されていない鳥の巣箱などに作らます。なお、オオスズメバチは地中にも巣を作るために、知らずに近づくと巣に振動を与えて刺激してしまうことがあります。

蜂の巣を見つけたらどうすればいいですか？

見つけた蜂の巣が公園や住居といった人が刺される可能性の高い場所にあった場合、まずは近隣の方々に蜂の巣があることを報告しましょう。
そして蜂の巣駆除をする業者に連絡しましょう。蜂駆除バスターなら全国対応しますので、すぐに駆けつけて駆除いたします。
また、地元の自治体に相談することも重要です。くれぐれもご自身で駆除をするという危険な行為は避けてください。
蜂の習性として戻りバチという一度巣を作ったところに戻るという習性があるので、専門業者にお願いしましょう。