イラガセイボウ

【イラガセイボウの形態】

金属光沢のある青緑色で中胸背と第2・3腹節の背板前方は青紫色。腹端に5個の歯状突起があります。

【イラガセイボウの生態】

イラガに外部寄生し、堅い繭に穴を空けて卵を産む。
空けた穴は削りクズに唾液を混ぜてふさぐが、産卵跡がはっきり残るので、寄生の有無が外からでもわかる。

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オオセイボウ

【オオセイボウの形態】

青緑から青紫色の蜂です。頭は体に比べてやや小さく、丸みがあり額がくぼむ。胸は後方に向かって幅が広くなります。

【オオセイボウの生態】

スズメバチの成熟幼虫に外部寄生します。巣の完成を待って卵を産みこむが、寄生主が十分成長していないと、幼虫は寄生主が成長するまで待つ。
その場合、姿勢主のために用意された食物（イモムシなど）も食べるようです。

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ハラアカマルセイボウ

【ハラアカマルセイボウの形態】

胸は金緑色で、腹は紅紫色の蜂です。

【ハラアカマルセイボウの生態】

ツチスガリ属の幼虫に外部寄生します。留守の巣に侵入して貯食完了間近の巣に卵を産む。家主に見つかって争う事もあるが、堅い体のおかげで逃げ出せることも多い。

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ホソツヤアリバチ

【ホソツヤアリバチの形態】

頭、腹は黒色の蜂です。胸と脚は赤褐色で前胸、中胸、後胸の間が強くくびれています。オスは黒色で、有羽で１cmを起こすこともあります。

【ホソツヤアリバチの生態】

ハンミョウの幼虫を麻痺させて卵を産み付けます。胸がくびれているため幼虫の大アゴに捕らえられても傷つかない。幼虫の巣抗をそのまま使い、産卵後に穴をふさぐ。寄主としてコハンミョウやヒメハンミョウが知られている。春と秋に出現する。
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ミカドアリバチ

【ミカドアリバチの形態】

頭と腹は黒色で、胸は暗赤色です。第一腹節の背板と第二、第三腹節の背板の両側に銀黄色の毛の帯があります。
オスは黒色で有羽、胸に赤色班がでるものもいる。

【ミカドアリバチの生態】

大型のアリバチで、マルハナバチ類の巣に侵入し繭の中にいるサナギの体表に卵を産み付ける。すき間の少ない堅い外骨格はマルハナバチの攻撃から身を守り、長く発達した毒針は反撃用の武器として威力を発揮すると思われます。
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ムネアカアリバチ

【ムネアカアリバチの形態】

頭と腹は黒色で、胸は赤褐色です。第一腹節の背板中央に金色の円形毛班、第二腹節の背板に金色の毛の帯があります。
脚は黒色。近似のトゲムネアリバチは脚が黄褐色になります。

【ムネアカアリバチの生態】

小形ハナバチ類の巣（ホクダイコハナバチが知られています）に侵入して幼虫やサナギに外部捕食寄生します。
侵入に際して、巣を守っていた蜂を興奮させて誘いだし、顔を出した瞬間にのどもとを毒針で一撃することがあります。
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