ツマアカスズメバチ

ツマアカスズメバチの基本データ

体長

女王蜂 約25~30mm、働き蜂 約20mm、雄蜂 約24mm(在来のオオスズメバチなどに比べると小さく、キイロスズメバチとほぼ同程度)

形態(特徴)

・全体的に黒っぽい体色
・頭部は黒いが、口の周辺は黄色
・腹部の先端部がオレンジ色(赤褐色)をしている
・脚は先端部のみ黄色(他のスズメバチは脚全体が茶色や黒のことが多い)

生息地

原産地は中国、台湾、東南アジア、インドなど。日本には元来生息しない外来侵入種で、2012年に長崎県対馬市で初めて侵入・定着が確認された。その後、九州本土や山口県などでも個体・巣が確認されているが、対馬以外での定着は2023年時点で確認されていない

巣の特徴

・女王蜂は3月下旬頃から単独で活動を始め、茂みの中や人工物の中など発見されにくい閉鎖的な場所で営巣を開始する
・働き蜂が増えると、夏以降は樹木の高い場所(時に20m近く)やマンションの壁面など開放的で目立つ場所に巨大な巣を作ることがある
・巣は縦長のしずく型で、大きさは50~70cmに達することもある
・育房数は一般的なスズメバチの巣(約500~1,000房)の約10倍、5,000~10,000房に達することもある

活動期間

3月下旬頃~秋。秋に新女王蜂・雄蜂が羽化して交尾し、雄蜂は交尾後に死亡。新女王蜂のみが越冬し、それ以外の個体は年内に死滅する

攻撃性

・一度敵と認識した対象を執拗に追跡・攻撃する習性がある
・原産地では攻撃性が高いことで知られるが、日本やフランスなど移入先では、他のスズメバチ科と比べて特別に攻撃性が高いわけではないとの見解もある
・ミツバチを好んで捕食するため、養蜂業への影響が懸念されている

ツマアカスズメバチの生態

ツマアカスズメバチは、もともと中国南部や東南アジアに生息していたスズメバチですが、2012年に長崎県対馬市で侵入・定着が確認され、2015年に特定外来生物に指定されました。日本の在来スズメバチと競合したり、ミツバチなど在来の昆虫を捕食したりすることで、生態系や養蜂業への影響が懸念されています。

巣の作り方に特徴があり、初期は茂みや人工物の中など目立たない場所に作られますが、コロニーが大きくなるにつれて樹木の高い場所やビルの壁面など開放的な場所に移されることがあります。このため発見・駆除の両面で、在来種のスズメバチに比べて対応が難しい場合があります。

ツマアカスズメバチを見つけた方へ

ツマアカスズメバチは特定外来生物に指定されているため、見つけた場合は通常のスズメバチとは異なる対応が必要です。巣や個体を刺激せず、駆除のご相談に加えて、お住まいの自治体や環境省の窓口への情報提供もおすすめします。以下の地域でも、ツマアカスズメバチに関するご相談・情報が寄せられています。

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