蜂の攻撃サイン

蜂は警戒心と社会性がとても高く、巣を守ろうとする意識が高い生き物です。「蜂」に対して恐怖感を持ったり、攻撃されることを連想する方も多いですが、ほとんどの蜂は本来理由なく人間を攻撃しません。

蜂にとって人間の動作などが攻撃と映ったときに、蜂は攻撃をしかけてきます。蜂は攻撃をする際にサインをすることが多いです。 ここでは、スズメバチの攻撃サインを紹介します。このサインを理解して蜂に刺されないように対策しましょう。

スズメバチの攻撃サイン

監視

蜂の中にも役割があり、その中の見回り役の蜂が常に巣の入り口や周りを監視しています。

警戒飛行

巣から10～15メートルほど近づくと巣の中で監視していた見回り役が異変を感じ、警戒して飛び回ります。

威嚇行動

警戒飛行をしても敵がいなくならない場合、威嚇行動に移ります。翅をふるわせて音を最大限に鳴らし、大アゴを「カチカチ」鳴らしたり、身の周りを空中での停止飛行を始めます。これは、これ以上近づいたら刺すというようなサインです。

攻撃

警告・威嚇しても巣に敵が近づいてくる場合、攻撃をします。警報フェロモンを噴射し仲間に敵が近づいているという合図を送るため巣からたくさんの蜂が出てきて攻撃を開始します。

サインに気づいたら、姿勢をひくくして、そっと蜂や巣の場所から20メートル以上離れてください。手やカバンで払ったり、大きな声を出して騒いだり、大きく動いたりすると蜂をさらに刺激することになるのでできるだけ落ち着いて離れることが重要です。