オオモンツチバチ

【オオモンツチバチの形態】

黒色で複眼の外縁、前胸背、後胸背、第１～５腹節の背板に黄色班や帯状紋があります。近似のコモンツチバチのメスは、複眼後縁や後胸背に黄色班がない。

【オオモンツチバチの生態】

砂地環境を好むようで、海浜や河川敷で見ることが多い。太長い大形の蜂で、目立つ黄色班があるため識別しやすい。花にもよく来る。コガネムシ科の幼虫を狩るが、寄生主はよくわかっていない。

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キオビツチバチ

【キオビツチバチの形態】

黒色でつやがあります。メスは第三腹節の背板に橙黄色班があります。
オスの斑紋は消失することもあります。
近似で体色のよく似たアカスジツチバチはメスの額に橙黄色班があることで識別できます。

【キオビツチバチの生態】

夏にヤブガラシやノブドウの花などでよく見かけられます。
甲虫のハナムグリ亜科の一部の幼虫を狩ります。その後、地中に空室を作り、幼虫を仰向けに置いて腹の中央に卵をうみつけます。
アカスジツチバチはコクワガタなどクワガタムシの幼虫を狩ります。

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ヒメハラナガツチバチ

【ヒメハラナガツチバチの形態】

黒色で毛は白色です。メスは斑紋を欠き、第１～４腹節後縁に白色毛の帯。オスは第１～５腹節の背板に黄白色の横帯があります。頭や胸、脚にも斑紋があります。

【ヒメハラナガツチバチの生態】

最も普通に見られるツチバチで主にスジコガネやヒメコガネなどスジコガネ属の幼虫を狩ると思われています。
狩りの後、地中に空室を作って寄生主幼虫を仰向けに置き、卵を産み付けます。秋に見られる個体の多くは、越冬世代で地中に潜って越冬します。

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オオハラナガツチバチ

【オオハラナガツチバチの形態】

黒色で毛は黄褐色です。メスの第２、３腹節に明瞭な白色毛の帯。第１腹節は毛先が白いだけで明瞭ではない。オスは第１～５成体後縁に黄帯、頭は黒い。

【オオハラナガツチバチの生態】

夏から秋に見られるが、キンケハラナガツチバチほど多くない。関東では千葉や神奈川など南部地域に比較的多いように思われます。
セイタカアワダチソウやアザミの花によく飛んできます。

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キンケハラナガツチバチ

【キンケハラナガツチバチの形態】

黒色で毛は金色味のある黄褐色です。メスは第１～４腹節に黄褐色の毛の帯。オスは第１～４腹節の背板に黄色帯。頭は黄色です。

【キンケハラナガツチバチの生態】

ヒメハラナガツチバチに次いでよく見られるミツバチです。
秋に多いが春にも見られることがあるので、一部が成虫越冬するものと思われます。

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