ホウネンタワラチビアメバチの基本データ
体長
成虫は約9.5mm(触角を含めると約15mm)。ヒメバチとしてはかなり小型。繭は約5mm
形態(特徴)
・成虫は細長い体型で、腹部は濃いオレンジ色
・繭は俵(タワラ)のような特徴的な白地に黒い模様があり、葉の裏などから糸でぶら下がる形で作られる
生息地
本州、四国、九州、沖縄(オーストラリア、インド、東南アジア、中国、朝鮮半島、台湾などにも広く分布)
巣の特徴
・自分では巣を作らない
・稲の害虫であるフタオビコヤガなどの蛾の幼虫に寄生する
・イチモンジセセリやコブノメイガなど他のガの幼虫からも記録があり、複数の種を宿主としている可能性がある
攻撃性
・産卵管は宿主のガの幼虫に産卵するためのもので、人を刺すことはない
・危険性は低い
ホウネンタワラチビアメバチの生態
ホウネンタワラチビアメバチは、稲の害虫であるフタオビコヤガなどの蛾の幼虫に寄生する蜂です。俵のような特徴的な模様の繭を作ることで知られ、田んぼでこの繭が多く見つかる年は豊作になるという言い伝えから「豊年俵チビアメバチ」という和名がつけられました。昔の農家が、田んぼに住む生き物の様子から作柄を予測していたことがうかがえる名前です。
稲の害虫に寄生する天敵として、農薬による防除をきっちり行っている田んぼではあまり見られず、自然な環境が残る田んぼほど見つけやすい傾向があります。
ホウネンタワラチビアメバチを見つけた方へ
ホウネンタワラチビアメバチは、稲の害虫に寄生する益虫で、人を刺すことはなく危険性は低い種です。見つけた蜂がスズメバチやアシナガバチなど危険性の高い種類かどうか判断に迷う場合は、無理に近づかず確認することをおすすめします。蜂の種類の判断に迷う場合は、以下の地域でも蜂に関するご相談を承っています。
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