キスジセアカカギバラバチの基本データ
体長
約10mm前後
形態(特徴)
・頭部は黒色、胸部は赤色(セアカ=背赤の由来)
・腹部に黄色い帯がある(キスジ=黄筋の由来)
生息地
北海道、本州、四国、九州
巣の特徴
・自分では巣を作らない
・「過寄生(二次寄生)」という非常に珍しい生活史を持つ
・メスは植物の葉に大量の卵を産みつける
・チョウやガの幼虫がその葉を食べる際に、卵も一緒に食べてしまう
・孵化した幼虫は、宿主の幼虫自体を食べるのではなく、その体内にすでに寄生している別の寄生バチ・寄生バエ(ヒメバチ類やヤドリバエなど)を探し出して、そちらに寄生する
・最初の宿主に別の寄生者がいない場合、その時点で命を落としてしまう
活動期間
夏~初秋頃
攻撃性
寄生のための産卵管を持つが、人を刺すことはなく危険性は低い
キスジセアカカギバラバチの生態
キスジセアカカギバラバチは、「過寄生(二次寄生)」と呼ばれる非常に珍しい生活史を持つ蜂です。メスは植物の葉に多数の卵を産みつけ、その葉を食べたチョウやガの幼虫の体内に卵が入り込みます。しかし、この蜂の幼虫は宿主であるイモムシ自体を食べるのではなく、すでにそのイモムシに寄生している別の寄生バチや寄生バエの幼虫を探し出して、そちらに寄生するという複雑な戦略を取ります。
最初に卵を食べた宿主に、すでに別の寄生者がいなければ、その時点で命を落としてしまう、成功率の低い生活史です。そのため、メスは非常に多くの卵を産むことで世代をつないでいます。スズメバチなどの捕食性昆虫の幼虫に寄生する場合もあるとされています。
キスジセアカカギバラバチを見つけた方へ
キスジセアカカギバラバチは、複雑な二次寄生の生活史を持つ珍しい蜂で、人を刺すことはなく危険性は低い種です。見つけた蜂がスズメバチやアシナガバチなど危険性の高い種類かどうか判断に迷う場合は、無理に近づかず確認することをおすすめします。蜂の種類の判断に迷う場合は、以下の地域でも蜂に関するご相談を承っています。
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