クロヒラアシキバチの基本データ
体長
約25mm前後
形態(特徴)
・ヒラアシキバチ属の中で、全身が黒いのは本種だけとされる(個体によってはわずかに藍色の光沢が見られる)
・オスは触角や脚など全身が黒い
・メスは触角の先端が白く、脚にも白い部分がある
・名前の通り、後ろ脚の脛節が平たくなっているのがヒラアシキバチ属共通の特徴
生息地
北海道、本州、四国、九州。中国、朝鮮半島にも分布
巣の特徴
・自分では巣を作らない
・コナラなどの広葉樹の衰弱木・枯れ木に産卵管を刺して産卵する
・カシノナガキクイムシに加害されて衰弱した木に飛来して産卵することもある
・幼虫は材の内部を食べて育ち、羽化後は幹に穴を開けて外に出る
活動期間
6月頃を中心に活動する(キバチ科全般としては6月~9月の日中に活動が見られる)
攻撃性
・毒針を持たず、人を刺すことはない
・キバチ科に共通する性質で、産卵管はあくまで木材に産卵するための器官
クロヒラアシキバチの生態
クロヒラアシキバチは、コナラなどの広葉樹の衰弱木や枯れ木に産卵管を刺して産卵するキバチの仲間です。カシノナガキクイムシに加害されて弱った木に飛来して産卵する様子も観察されており、すでに弱っている木をさらに利用する習性があります。幼虫は材の内部を食べて育ち、羽化した成虫は幹に穴を開けて外に出てきます。
ヒラアシキバチ属の中で全身が黒いのは本種だけとされていますが、似た種(カタマルヒラアシキバチなど)との見分けは難しく、専門家でも標本を確認してから種を訂正するケースがあるほどです。毒針を持たないため、人への危険性はありません。
クロヒラアシキバチを見つけた方へ
クロヒラアシキバチは人を刺す毒針を持たない蜂で、人への危険性はありません。広葉樹の衰弱木に産卵する習性があるため、庭木や山林の管理が気になる場合は確認しておくとよいでしょう。見つけた蜂がスズメバチやアシナガバチなど危険性の高い種類かどうか判断に迷う場合は、無理に近づかず確認することをおすすめします。蜂の種類の判断に迷う場合は、以下の地域でも蜂に関するご相談を承っています。
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