オナガキバチ

オナガキバチの基本データ

体長

メス 約14~25mm、オス 約12~22mm(メスは体長とほぼ同じ長さの長い産卵管を持つ)

形態(特徴)

・黒色で円筒形の体をしている
・腰にくびれがない、キバチ科に共通する体型
・メスは体長と同じくらいの長い産卵管を持つのが最大の特徴

生息地

沖縄を除く日本全土(北海道~屋久島)。台湾、朝鮮半島、中国、東シベリアにも分布

巣の特徴

・自分では巣を作らない
・メスはマツやヒノキなどの針葉樹の生木や枯れ木に産卵管を刺して産卵し、その際に腐朽菌を一緒に注入する
・幼虫は菌によって分解された木材の内部を食べて育つ
・このため林業上は害虫とされている

活動期間

春~夏(産卵行動が観察される時期は4月~6月頃が多い)

攻撃性

・人を刺すための毒針は持たない
・長い産卵管は木材に穴を開けて産卵するためのもので、人への攻撃性はない
・木材が硬すぎて産卵管が抜けなくなり、刺したまま死んでしまう個体も観察されている

オナガキバチの生態

オナガキバチは、マツやヒノキなどの針葉樹の生木や枯れ木に長い産卵管を刺して産卵するキバチの仲間です。産卵の際に体内に持つ腐朽菌を木材内に一緒に注入し、菌によって分解された木材を幼虫の餌として利用します。この習性のため、林業の現場では木材を傷める害虫として扱われています。

人への毒針は持たず、産卵管はあくまで木材に穴を開けるための器官です。硬い木材に産卵管が刺さったまま抜けなくなり、その場で死んでしまう個体も見られるなど、見た目は迫力がありますが人に害を与える蜂ではありません。

オナガキバチを見つけた方へ

オナガキバチは人を刺す毒針を持たない蜂で、人への危険性はありません。針葉樹の木材に産卵する習性があるため、庭木や山林の管理が気になる場合は確認しておくとよいでしょう。見つけた蜂がスズメバチやアシナガバチなど危険性の高い種類かどうか判断に迷う場合は、無理に近づかず確認することをおすすめします。蜂の種類の判断に迷う場合は、以下の地域でも蜂に関するご相談を承っています。

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