チャイロスズメバチの基本データ
体長
女王蜂 約28~30mm、働き蜂 約17~24mm
形態(特徴)
・頭部と胸部は赤茶色、腹部はこげ茶色で、他のスズメバチと見分けやすい体色
・全身が鎧のように硬い外皮で覆われている
・キイロスズメバチと近いサイズ感
生息地
北海道、本州中部以北を中心に分布。近年は本州全域へ生息域を広げており、四国・九州での生息は現時点で確認されていない
巣の特徴
・自ら巣を作らず、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取る「社会寄生」という独特の生態を持つ
・乗っ取った巣の女王蜂を殺し、元の働き蜂に自分の子を育てさせる
・巣の規模は乗っ取った巣の大きさに左右されるため、コロニーの個体数には30匹程度~700匹程度までと大きなばらつきがある
活動期間
女王蜂が他種の巣を乗っ取り始めるのは6月頃から。営巣活動は10月頃まで続く
攻撃性
・スズメバチの中でも攻撃性が高く、刺された際の痛みはオオスズメバチ以上ともいわれる
・警告を無視すると群れで飛び回り、逃げても追跡してくることがある
・毒液を噴射して目潰しを行うなど、攻撃手段が多い
チャイロスズメバチの生態
チャイロスズメバチは、自分では巣を作らずに他のスズメバチの巣を乗っ取る「社会寄生」という珍しい生態を持っています。キイロスズメバチやモンスズメバチが巣作りを始めた初期の時期を狙い、女王蜂が単独で侵入して相手の女王蜂を刺し殺し、自分の卵を産みつけます。乗っ取られた巣の働き蜂は、入れ替わった女王蜂のフェロモンによって仲間と認識し、そのままチャイロスズメバチの子育てを続けてしまいます。
やがて元の巣にいた働き蜂が寿命を迎えると、巣の中はチャイロスズメバチだけになり、完全に乗っ取りが完了します。このような特殊な生態のため、巣の場所や規模は乗っ取った相手の巣に依存し、開放的な場所から閉鎖的な空間まで様々です。
チャイロスズメバチの巣にお困りの方へ
チャイロスズメバチは、キイロスズメバチやモンスズメバチの巣を乗っ取って居座るため、巣の見た目だけでは判別しにくいことがあります。お住まいの地域で蜂の巣を見つけた場合は、刺激を与えずに早めの相談・確認をおすすめします。以下の地域でも、チャイロスズメバチの巣に関するご相談が多く寄せられています。
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