サトセナガアナバチの基本データ
体長
メス 約16~20mm、オス 約13~14mm程度
形態(特徴)
・全身が青緑色(青藍色)の美しい金属光沢を持つ
・後ろ脚の腿節(もも)が赤いのが特徴
・前胸部が前方に長く伸びているのが名前(背長穴蜂)の由来
生息地
本州、四国、九州、対馬・種子島・屋久島など。市街地でもよく見られる(ゴキブリが多い環境を好むため、郊外より都市部で見つかりやすいとの報告もある)
巣の特徴
・完全な巣は作らず、既存の隙間や穴を利用する
・家屋性のゴキブリ(クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、コワモンゴキブリなど)の幼虫を狩り、毒液で行動を操りながら巣穴へ誘導して産卵する珍しい捕食寄生性の蜂
・社会性を持たない単独行動の蜂
活動期間
5月~10月頃(年2~3回発生)
攻撃性
・ゴキブリを狩るための毒液を持つが、人を自分から攻撃する性質はない
・ゴキブリ類の天敵であり、益虫とみなされている
サトセナガアナバチの生態
サトセナガアナバチは、家屋に出るゴキブリの幼虫を専門に狩る珍しい習性を持つ蜂です。毒液を注入してゴキブリの逃避行動を一時的に抑え、触角をくわえて歩かせながら巣穴へ誘導するという独特の狩りを行います。ゴキブリは麻痺しているわけではなく、蜂に操られながらも自分の足で歩いているのが特徴です。
ゴキブリが多い環境を好むため、過疎地より都市部や住宅密集地で見られることが多いとされています。ゴキブリの天敵として益虫とみなされており、見た目の美しさから観察対象として人気がある一方、人への危険性はほとんどありません。
サトセナガアナバチを見つけた方へ
サトセナガアナバチはゴキブリを狩る益虫で、人を自分から攻撃することはほとんどない種です。スズメバチのような巣の防衛行動もないため、基本的に駆除の必要はありません。見つけた蜂がスズメバチやアシナガバチなど危険性の高い種類かどうか判断に迷う場合は、無理に近づかず確認することをおすすめします。蜂の種類の判断に迷う場合は、以下の地域でも蜂に関するご相談を承っています。
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